ガイガー・ミュラーカウンター
GMカウンターガイガー・ミュラー(GM)カウンターは γ線やX線のフォトンを計数するには有用である。本カウンターではGM管に高電圧を印加し、フォトンの入射により管内で発生する放電をマイコンで計数し、LCD上に表示します。個々のフォトンを計数できるので、X線管の漏洩フォトンを容易に検出できます。GMカウンターから発生するイベントパルスの波高値はフォトンエネルギーに比例しないことから、スペクトルを測定することはできません。
トーレック株式会社との共同で開発したGMカウンター
カウンターモジュール
GMカウンターから高電圧回路を取り外し、コンパレーターを用いてスレッショルドエネルギーを設定して計数します。CdTeやSi-PIN検出器のようにイベントパルス波高がフォトンエネルギーに比例する検出器を用いた場合には、検出目的のフォトンのみを計数できます。2個のコンパレーターを用いた場合にはエネルギー範囲を設定することができます。